» 不思議な現象 | date : 2013/12/03 | |
熊野川にかけているサケのヤナ担当者から「腹が膨れた大きなウグイが流れ着く」と連絡がありました。 「ウグイの前にフナが二日ほど流れてきて、その後ウグイが流れて来るようになった。サケの卵を食べ過ぎたのではないか」というので、それなら解剖すれば一目瞭然ということで増殖場に持ってきてもらいました。 ウグイは大きなもので40cm近くもあり、腹は膨れていて特に外傷もありません。 解剖すると 産卵期はまだ半年以上先なのに、何と抱卵していました。腹が膨れていたのは、抱卵と浮き袋が膨張している所為でしょう。コイは産卵期を過ぎても卵を一部腹に残しているそうなので、コイ科のウグイもそういう性質を持っているのかもしれませんが、寒のウグイを食べても卵を持っているウグイは見たことがありません。解剖は1尾だけなのではっきりしたことは分かりませんが、もう1尾は冷凍して保存してあります。 エラを検鏡しても異常なし、寄生虫もいないということで死因は判らずでしたが、サケの卵の食べ過ぎではありませんでした。 環境変化に強いウグイ、フナが斃死するとなると劇薬物の流入の可能性もあります。 朝8時の大沢野大橋の水量は36.0t、水位は1.50m、萩浦橋の昨日の最高水温は7.8℃、今朝8時の水温は7.5℃、濁度6度、昨日の最高気温は8.8℃、今朝8時の気温は9.0℃ トップ画面のトピックスに解禁日、遊漁規則変更の内容を載せてありますのでご確認ください 。 |
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posted at 2013/12/03 8:46:02
lastupdate at 2013/12/03 8:47:19 »category : 他の魚 【修正】 |